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無料だフリーだと、さも新しいビジネス・モデルが誕生したかのように大騒ぎしているが、知っての通り、NHK以外のテレビ番組だって数十年前のサービス開始当初から無料である。それは広告料に支えられているからというのもまた常識。コンテンツを無償で提供することで多くのユーザーを集め、それが広告効果を高めるから、訴求力が高いと判断した広告主はテレビ屋が請求する高額の広告料金に納得していたのである。つーか本当はCMの方が真のコンテンツなのだ。だからそれが「フリー」であるのは、ちっとも目新しい話ではない。

では、同じ「旧」メディアである雑誌の方はどうかと言うと、出版社はテレビ屋ほど高い広告料を徴収できているわけではない。だから有償である。それは何故か。勿論、「スケールメリット」の違いであるのは明白なのだが、では何故この2つのメディアの間にこのような差異が生じるのか。

答えは簡単。参入が規制されているか否かの違いだ。電波は規制されているからテレビ局の数は限られているのに対し、出版社はそうではない。つまり、有限のユーザーを奪い合うにあたって争わなければならない競合他社の数が両者の間で圧倒的に違うのであり、だから降って来る広告料の1社当りの額に差が生じているのだ。誰でも知ってる当たり前の話である。(ここでは映像と文字といったメディア特性の違いは無視して良い。)

もしも周波数が無限に利用でき且つ誰にでも開局出来るとしたら、番組数は無限に増え、(理屈の上では)それに反比例して視聴者も分散されてしまうであろうから、そこに割り当てられる広告料金も現在に比して大幅に下がる。そして、既にお気付きの通り、これがインターネットの姿である。

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09/11/25 10:51:22 · 205 notes